シルバーリボンキャンペーンについて

シルバーリボンキャンペーンは…
脳に起因する病気や障害を抱える人たちへの
偏見や差別をなくし、
理解を広めていくための運動です。

米国シルバーリボンキャンペーン・イベントにて、ロザリン・カーター夫人と栃久保副理事1993年アメリカ・カリフォルニアにおいて「シルバーリボンキャンペーン」と銘打った、脳に障害のある人々(知的・精神障害者など)への偏見を払拭するための活動が、弁護士ジーン・リーシティーさんによって始まりました。

長男が統合失調症と診断され、障害があることによって、様々な偏見や差別に苦しめられたリーシティ一家は、悲しみに打ちひしがれているだけでは何も変わらないと、リーシティさんが手作りでシルバーリボンを作り、周囲の人たちにつけてもらいました。それが偏見や差別をなくすことへの初めの一歩でした。
やがてその活動は、アメリカ国内で徐々に知れ渡り、リボンをかたどった銀のバッジを身に付けることで、「障害を抱える当人やその家族を支援し、理解を示します」というメッセージがこめられた側面から支援していくキャンペーンとして発展していきました。

私たちは、障害者に対して決して偏見や差別を持たず協力しあっていくことを、胸にシルバーリボンをつけることによって表したいと思います。

そして、一人でも多くの人にこのリボンをつけていただき、偏見や差別の無い社会の実現を目指してゆきます。

<シルバーリボン家族会>について

2003年シルバーリボン事務局をフレンズリッチ交流会の中に設置したのをきっかけに、「シルバーリボン家族会」をスタートさせました。脳に障害を抱える当事者や心の病を抱えている方、そしてそのご家族を支援していくために、毎月1回集いをもち、自由な気持ちで話し合いをしています。

「人間にとって理解者がいないことは孤独でつらいことです。理解者がいたらあるいは何かが変わっていたかもしれません・・・。」 参加する皆さんが率直な話をすることで、「お互いに共感しあい、自分だけではないことを知って励まされ、前向きになれるように」そのつらさや苦しみを受け入れ、それぞれの心の支えになり共に希望を持って歩んでいくために「シルバーリボン家族会」を続けています。 

皆さんとの対話を深めピアカウンセリングを行いながら、つらさや苦しさを共有しあって社会復帰につながる一歩が踏み出せるよう支援しています。